フリーランスの経費になるもの・ならないもの一覧【2026年版】

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本記事は一般的な税務知識の提供を目的としており、税理士による個別相談の代替ではありません。

経費の正しい計上はフリーランスの節税に効果的大きい

フリーランスの節税で最も効果が大きいのが、経費の正しい計上です。経費が増えるほど課税所得が下がり、所得税・住民税・個人事業税の3つが同時に減ります。ただし「なんでも経費にできる」わけではありません。事業に関係のない支出を経費にすると、税務調査で否認されて追加の税金を払う羽目になります。

経費にできる支出の基本ルール

経費として認められるのは、事業のために使った費用に限られます。判断基準は「その支出がなければ事業ができないか」という点です。プライベートと事業の両方に使う場合は、按分(あんぶん)して事業に使った割合だけを経費にします。

経費一覧:カテゴリ別

1. 仕事場の費用

自宅を仕事場にしている場合(家賃・光熱費)

科目経費にできる範囲按分の考え方
家賃事業使用割合分仕事部屋の面積 ÷ 自宅全体の面積
電気代事業使用割合分使用時間や面積で按分
水道代原則難しい事業で明確に使う場合のみ
インターネット代事業使用割合分使用時間で按分(在宅なら50〜80%が目安)
3LDK(70㎡)の自宅で、6畳(10㎡)の部屋を仕事専用で使っている場合:
按分割合 = 10㎡ ÷ 70㎡ ≒ 14%
月額家賃10万円 × 14% = 14,000円が経費

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全額経費にできます。領収書を必ず保管しておきましょう。

2. 通信費

項目経費にできるか注意点
スマートフォン代(事業専用)◎ 全額事業専用なら全額OK
スマートフォン代(プライベート兼用)△ 按分通話時間や使用割合で50〜80%が一般的
固定電話◎ 全額事業用なら全額OK
インターネット回線△ 按分自宅兼事務所なら按分が必要
オンラインツール(Slack、Zoom等)◎ 全額仕事用のサブスクは全額OK

3. 交通費・旅費

項目経費にできるか注意点
打ち合わせへの移動(電車・バス)◎ 全額交通系ICカードの明細か領収書を保管
タクシー代◎ 全額事業目的なら全額OK
出張の交通費・宿泊費◎ 全額出張報告書を残すと安心
自動車のガソリン代△ 按分事業使用分のみ(走行距離で按分)
自動車の減価償却△ 按分事業使用割合分のみ
プライベートの旅行✗ 不可仕事目的がない旅行はNG

4. 機器・備品

項目経費にできるか注意点
パソコン(10万円未満)◎ 全額(即時)青色申告なら30万円未満まで即時可
パソコン(30万円以上)△ 減価償却耐用年数で分割して計上
スマートフォン(事業専用)◎ 全額 または 減価償却10万円未満なら即時
デスク・椅子△ 按分または全額仕事専用なら全額、兼用なら按分
プリンター・スキャナー◎ 全額 または 減価償却金額によって即時か減価償却か
カメラ(業務用)◎ 全額 または 減価償却仕事で使うことが明確なら

青色申告の少額減価償却の特例(2024年度まで延長): 30万円未満の減価償却資産は、一括で経費にできます(年間合計300万円まで)。ただし白色申告は10万円未満のみ。これも青色申告の大きなメリットの一つです。

5. ソフトウェア・サブスクリプション

項目経費にできるか
Adobe Creative Cloud◎ 全額
Microsoft 365◎ 全額
クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード等)◎ 全額
ChatGPT Plus / Claude Pro◎ 全額(業務使用)
GitHub / Figma等の業務ツール◎ 全額
Netflixや音楽サービス(プライベート)✗ 不可
業務で使うNetflix(動画制作者等)△ 要判断

6. 書籍・学習費

項目経費にできるか注意点
業務関連の書籍・雑誌◎ 全額「新聞図書費」として計上
オンライン講座(Udemy等)◎ 全額業務スキルに関係するもの
セミナー・勉強会の参加費◎ 全額業務関連のもの
資格取得費用△ 要判断現在の業務に直結するものは可
趣味の書籍✗ 不可業務との関連性がないもの

7. 接待・交際費

項目経費にできるか注意点
取引先との会食◎ 全額相手の名前・目的をメモしておく
見込み客との打ち合わせコーヒー◎ 全額金額・相手を記録
仕事仲間との情報交換△ 要判断業務目的が明確なら
家族・友人との食事✗ 不可プライベートな食事はNG

接待交際費は税務調査で狙われやすい科目です。誰と・何のために使ったかを必ずメモや手帳に残しておきましょう。

8. その他よくある経費

科目経費にできるもの
消耗品費文房具、印刷用紙、インク、USB等
広告宣伝費名刺作成、ポートフォリオサイトの費用、SNS広告
外注費デザイン・ライティング等の外注費用
支払手数料振込手数料、クレジットカード決済手数料
保険料業務用の損害賠償保険等
租税公課個人事業税、自動車税(事業用車の場合)、印紙代

経費にできない主な支出

以下は、よくある誤りです。税務調査で否認されやすいので注意してください。

NG支出理由
家族への給与(届出なし)青色事業専従者給与の届出が必要
生命保険料事業用の保険でないため(所得控除として別途申請)
国民健康保険料・国民年金経費ではなく「社会保険料控除」として申請
プライベートの食事・旅行事業目的がない支出
罰金・反則金交通違反の反則金等
スーツ・衣服仕事でも使えるが「制服」ではないため原則NG

特に国民健康保険料と国民年金は経費ではなく「社会保険料控除」として別途申告するため、経費に入れると二重計上になります。

税務調査で否認されないためのポイント

領収書・レシートを必ず保管する

電子領収書はクラウドに保存、紙の領収書はスキャンしてデータ化しておくと整理が楽です。確定申告書の提出から5年間(青色申告の場合)は保管義務があります。

按分割合の根拠を残す

家賃や通信費の按分割合は、計算した根拠(間取り図や使用時間の記録)を残しておきましょう。根拠のない按分割合は税務調査で問題になる場合があります。

接待交際費はメモを残す

食事や飲み会の領収書には「誰と・どんな目的で」をメモしておきます。金額が大きいほど根拠の重要性が増します。

「グレーゾーン」は控えめに

明らかに業務関連でないものを経費にするのはリスクが高いです。節税の旨味よりも税務調査の精神的・金銭的コストの方が大きくなることがあります。

会計ソフトを使えば科目の分類も自動化できる

経費の種類が増えてくると、勘定科目(仕訳)の分類が面倒になってきます。freeeマネーフォワード確定申告などの会計ソフトは、AIが自動で科目を提案してくれるため、仕訳の知識がなくても帳簿をつけられます。

銀行口座やクレジットカードと連携すれば、日々の取引を自動で取り込み、経費の計上漏れも防げます。

経費の計上を正しく行うためのまとめ

  • 経費の基本ルールは「事業のために使った費用」であること
  • 自宅兼事務所の家賃・光熱費・通信費は按分して計上
  • 青色申告なら30万円未満の備品を一括で即時経費化できる
  • 接待交際費は誰と・何のためにをメモしておく
  • 国民健康保険料・国民年金は経費ではなく「社会保険料控除
  • 根拠のある按分割合と領収書の保管が税務調査対策の基本

経費を正しく計上した上で、手取り計算シミュレーターで実際の節税効果を確認してみましょう。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、税理士による個別相談の代替ではありません。具体的な判断は税理士にご相談ください。 出典: URL

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※ 税理士・公認会計士の資格は保有していません。重要な税務判断は税理士にご相談ください。

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